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笠原悠暉プロの「盤上見聞録」①~次の一手コラム~始まります! 笠原プロのAIを無視(?)したユニークな一手とくとご覧ください!!

  • hnagao0
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

こんにちは。 今月からこちらでコラムを連載させていただくことになりました、笠原悠暉です。

対局していて気になった局面を、(主に)次の一手形式で取り上げさせていただきます。宜し

くお願い致します。


入段記念会での笠原悠暉初段


持ち時間が長くない研究会での対局です。僕の先番。 何のことはない序盤戦。互角の局面であり、選択肢はいくつかある状況。


問題図


ここで自分は黒1と、積極的に利かしに行く手を選びました。



素直に受けてもらえればリスクはないのですが、当然ながら2~6の反発が怖いところ。上辺である程度利益を上げないと、弱い石を繋がらせて陣地をプレゼントしただけになってしまいます。 ですが、この抵抗はある程度想定済み。形勢が良くなるというわけではありませんが、部分的に自慢の手筋を用意していました。 さて、打っていると指がしなる、次の黒の一手はどこでしょう?

注:評価値的な話をすると、ここで手抜きしてもそこまで悪くなるわけではありません。

また実戦で打った手は(僕の使っている)AIによると最善ではありません(笑)



今日の私の一手は、1のワリコミです。ノータイムで打ち下ろしました。

まさにザ・手筋という鮮烈な見た目でしょう。

評価値的には(ほぼ誤差の範囲内ですが)5-四や5-五の方が若干優れているようです。でも関係ない。碁打ちとしてここに打ちたい。

そもそもこのワリコミを想定して上辺の方針を組み立てているので、いわば騎虎之勢、という感じですね。



これに対する、白の(人間的に)自然な応手は、本図白2、3-四、6-四の三択になるかと思います。 もし白が2・4と応対してくれれば、黒5がシチョウとアタリを兼ね備えた痛烈な一撃になり、この図は黒の必勝形となります。

実際は白4とはハマりに行かず、黒1子をポン抜くことになるかと思います。それはそれでいい勝負ですね。ただ、割と見え見えの図であるため、白としてはその図は実戦心理としては少し選びにくいような感覚があります。 3-四も十分考えられて、少し長くなるので割愛しますが、互角の進行となります。



実戦進行は以下の通り。 このあたりは1手1手選択肢が多くて悩ましい局面ですね。黒7以降も色々な図が考えられます。 形勢はほぼ互角ながらも、左上を荒らしたのが地にカラく、また白の方が様々な選択、またそれに伴うフリカワリなどの判断を迫られて、悩ましい意味があります。

よって黒としては序盤の作戦としては成功と言える部類にはなるのでしょうか。


このような感じで毎月軽めのコラムを執筆させていただきます!来月もお楽しみに♪

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