【掲載譜】(1~100)
【問1】(序盤) 黒11は白のアツミ(既に活きている強い石)に近寄る悪手です。黒11ではどう打ちますか? 格言1<アツミに近寄るな>
【答1】黒1の一間トビが正解です。次に黒5の打ち込みが有力な狙いとなります。
【問2】(定石)白18のコスミは定石ハズレです。白はどう打つのが良かったでしょう?
【答2】白1のサガリが正着です。黒2と押さえても白5のハネダシの狙いがあります。
【参考図】白1のコスミですと黒4が効き(相手が受ける必要があり先手で打てること)となり、ハネダシの狙いがなくなりました。白1が不急の一手になっています。
【問3】(大場) 白次の一手は?
【答3】白1のワリウチが正解です。黒2のツメには白3とケイマに打って黒模様が割れました。
【実戦図】白24は少し固すぎました。黒25が絶好点で布石は黒がリードしたようです。
【問4】(中盤)黒29は固すぎたようです。黒29で黒の一手は?
【答4】黒1とアタマを出して白模様に入っていきます。黒7まで白模様を荒らしながら白のウスミを
狙います。
【実戦図】白30となれば白模様が大きく、白の効率が勝ります。
【問5】(中盤)囲い合いになりそうでしたが、白36と深く消しに来られました。黒はどう打ちますか?
【答5】黒37の分断が正解です。実戦もこのようになりましたが、如何にも白が苦しい姿です。
【問6】(形勢判断)白36ではどう打ちますか?
【答6】(突入) 白1のツケから3と黒模様に突入します。一例ですが白11までとなればまず白に死にはありません。
【参考図】(形勢判断)白1と連絡しながら入れば黒8までを想定して形勢不明というしかありません。
【問7】(中盤)黒43のツケは打ち過ぎでした。ここはどう打ちますか?
【答7】(急所)黒1の一間トビが正解です。白2のツケも黒5まで黒地が大きくまとまります
【参考図】実戦黒47は打ち過ぎでした。
【問8】(中盤)白48から切断しては白がいいはずですがここで白の最善の一手は?
【答8】白1のサガリが正解です。黒2が必要ですので白3とカケてアジよく黒が取れます。
【参考図】白52・56と白にくっつけていくのは包囲しにくくなるのでかえって取れなくなります
格言2<攻めたい石にはツケルな> 逆の立場で<サバキはツケよ>は同じ意味となります。
サバキ(弱い立場の時に上手く立ち回ること)の場面で相手にツケルと眼形ができやすくなります。
【問9】(中盤)黒59に白はどう打ちますか?
【答9】ここは白1とオサエルところです。黒2と切られても大丈夫ですね。ただ黒8でまだ脈があるようです。
【問10】(中盤)白60は失着です。黒はどう打ちますか?
【答10】もちろん黒1が正解です。白2のサガリは仕方なく白4・6と手を伸ばしても黒11が攻め合いの急所となり黒勝ちとなります。
【参考図】思いがけず白72と連絡できました。
【参考図】黒81となり白は黒を取らねばなりません。
【問11】(死活)白先黒死の詰碁です。
【答11】白1のトビが正解です。白の外壁にスキはありません。
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