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  • hnagao0

火曜クラス11月決勝棋譜添削

【掲載譜】(1~108)火曜クラス11月決勝は、新人で初めてのトーナメントを勝ち上がってきた

Мさんと重厚な棋風の実力者Мさんの対戦となった。決勝では珍しい三子局、白10目コミ出しである

白の打ちまわしにも注目だ。

【第1譜】(1~6)黒は4の一間バサミから積極的な立ち上がり、黒6のツケに白はどの定石を選択するのがいいだろう。

【定石1】白1のハネダシから白3とツケルのがまず思い浮かぶ。白5とノビて白は隅を取れるが先手を得た黒は6と大場に回って黒に不満はないだろう。

【定石2】白3のツケに黒4とハネると白5のアテが効き筋で以下黒24までカタチが決まるので黒に不満はないだろう。

【定石3】白1と単に三々に入れば黒2が分かりやすくやはり黒4と大場に先着できます。

白は、【定石1】より黒を固めていないだけこの図の方が勝るかもしれません。

【定石4】白1の三々に黒2と外からオサエルのもあります。黒8まで隅が白になりますが、黒8まで右辺が黒の勢力圏になるのでこれも黒悪くありません。

【推奨図】知得のお勧めは【定石3】の下図ですが、黒2で3のオサエ(【定石4】)になるかもしれず

断言はできません。選択の基準は、なるべく大きくカタチが決まらないような型を選択するということでしょうか。白の立場としては【定石2】のようないわゆる大型定石を選択しない方が良いでしょう。

【第2譜】(1~19)白7のツキアタリは黒にアツミを与えて白不利のようです。白13のツケから15のワリコミは手筋です。

【問1】白19のハネに黒はどう打ちますか?

【答1】黒1のカケツギが正解です。白2くらいですからそこで黒3とハサムのが絶好点です。

【第3譜】(1~28)黒20のサガリでは白21のオサエに黒22が必要で黒が後手を引きます。

黒20のサガリではカケツギが勝るのは先手後手の差が大きいからです。白23と先着しました。

【問2】ここで黒28は打ち過ぎです。白はどう咎めますか?

【答2】白1のノゾキが正解です。白11まで白が黒の包囲網を突破すれば黒の収拾がつかなくなります。

【問3】第3譜の黒28では黒はどう打ちますか?

【答3】ここは黒1のカケツギで断点をまず補うのが正解です。白2の一間トビに黒3と下辺を広げながら攻めを継続すれば黒好調です。

【第4譜】(1~32)白29に黒30がノゾキを防いで機敏な守りでした。黒32の受けは方向違い、

【問4】黒32ではどう打つのが良いでしょう?

【答4】黒1から攻めるのはどうでしょう。黒5まで攻めながら下辺が大模様になります。

【第5譜】(1~35)黒32・34の受けに白35が絶好点となりました。

【第6譜】(1~47)黒40は緩手、白41のカカリに42のハサミから白47のハイまでとなりました。

【問5】黒の次の一手は?

【答5】効かされのようでも黒1のオサエが正解です。

①隅の黒地を守る。

②黒の根拠を確保する。

③白の根拠を奪う

以上少なくとも3つの効果が見込める急所といえます。

白2のボウシには黒3以下9までとなれば、攻めながら黒地が増える理想的な展開です。

【第6譜】(1~65)白49・51と隅で治まったのが見た眼よりはるかに大きな手です。

【問6】黒64は保留がいいようですが、白65までの局面で黒の次の一手は?

【答6】やはり黒1の二間トビが黒地を広げながら白を攻める手で絶好です。黒7まで白にまだ眼形がなく攻めが継続します。

【第7譜】(1~73)白73が絶好点でした。黒が73に打った図と比べると一層良さが分かるでしょう。

【問6】黒72では黒はどう打ちますか?(もうお分かりですね。)

【答6】ここで黒1と攻めるチャンスです。白2のキリには二子を捨てて黒5と跳べば白かなり危ないでしょう。

【第8譜】(1~79)白73が好点でした。黒74と後から囲うのでは黒が辛いようです。中央がアツクなった白は攻勢に転じます。ただ、白79はどうでしょう。

【問7】白79では白はどう打ちますか?

【答7】白1のマゲ(急所)を効かして白3の打ち込みを正解とします。白3の石はとても捕ることはできません。

【第9譜】(1~83)白79・81と上を厚くして白83の打ち込みに回り、白が黒を攻める勢いですが、黒82のノビがどうでしょう。

【問8】黒82では黒はどう打ちますか?

【答8】黒1と左辺を守るのが正解です。白4と中央に白が進出しても黒に弱い石がなく黒5から7のキリなどの反撃も残っています。

【第10譜】(1~89)白83の打ち込みに黒84からは黒のシノギですが、

【問9】白89のアテに黒はどう打ちますか?

【答9】ここは、白のポン抜きを許しても黒1と切って左辺の黒地を固めるのが正解です。

「ポン抜き30目」という格言がありますが、この場合は黒に弱い石がなくせいぜいポン抜き5目がいいところです。

【第11譜】(1~97)黒90とノビ白91と接げば、左辺が両断され黒が逆に攻められる展開になってしまいました。黒92が必要で、白93のハネから白97まで左辺の黒が危うくなっています。


【最終譜】(1~108)白103は、104と接いでも黒は困っていました。黒108まで黒は脱出して凌ぎましたが、こうなると四隅の白地がものをいう局面となりました。最終的には、黒90のノビが敗着になったようです。(【答9】参照)

こうしてみると黒はいい手が多いのですが、勝負所で白を攻めるチャンスを逃しているのが分かります

△48ー>51オサエ

△66ー>73二間トビ

△72ー>73二間トビ

上手の石を攻めるのは勇気がいるものですが三子くらいになると白を攻めないと勝ちはおぼつきません

次のステップを踏むには<攻め>が欠かせません。まず攻める意識を持つことが大切です。





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