水曜クラス４月決勝は、今や常勝将軍の感あるＳさん白と
火曜クラスに越境して優勝という離れ業を見せたＴさん黒の対戦となった。
【総譜】(１～１０９)
【第１譜】(１～２６)
黒の中国流は、Ｔさんの得意な布石です。途中白１０・１２は白１３くらい、白２２は２４のアテが正しい手順です。白２６ツギは小さい。次の一手を問います。
白２６では、白１と構えて黒２のキリには捨てて先手を取り白７に構えれば全局的には白良しです。
【第２譜】(１～３６)
黒２７のカカリに白２８が絶好のハサミです。白不満がありません。
黒２７の手でどう打ちますか？
黒１のワリウチが正解です。黒７とツケて安定すれば黒がよさそうです。
【第３譜】(１～５２)
黒が左辺をアラシて地で打てそうです。黒の次の一手は？
黒１のケイマを正解とします。模様の天王山という訳です。白２のツケで囲い合い白が目指せば黒７まで、黒のスケールが大ですね。
【第４譜】(１～５８)
黒５３は深入りでしたか、それにしても白５４は強手です。白５８まで黒のシノギはありやなしや？
黒１５までを想定すれば死ぬことはなさそうですが、難しくなります。
次の一手(再掲)黒１がこの碁の肝でした。
【第５譜】(１～１０９)
白８２は黒地を固めて損です。
白１とカカり白１３まで黒地を大きくアラシます。
黒の惜しい碁でした。次回の逆襲を期待します。
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