黒先白コウ(二段コウ) 黒から白を攻めてコウにして下さい。
【定石1】大ゲイマの構えに白が三々に入ります。
【定石2】(6~19)白6と三々に入れば黒19までで一段落です。途中、白18のカタツギまでで隅の白は活きとなります。
【定石3】6~19までの定石の後、黒21のサガリが加わりました。白が手抜きしてさて白はどうなるか、というのが問題です。
【解答1】(1~3)黒1とツケるのが正解です。白2のハネに黒3とコスミます。(この手は気づきませんよね)
【変化】白死(1~7)白4とアテると黒5とツナぎ、白6の一眼確保には黒7とハネて黒が繋がってしまいます。(10の一にはダメヅマリで白は入れません)13-五の一線のサガリが効いているのです。
【解答2】(1~4)従って白は黒3のコスミには白4とホウリコメばコウになりますがこれは本コウではありません。
【解答3】(1~5)続いて黒5と取ります。
【解答4】(1~5) 二段コウ 黒5と取って本コウかと思えば、白は6と大場に先着できます。黒7のヌキに白8と押さえます。
【解答5】(1~9)黒9とハネレば今度は本コウです。
【解答6】黒11はコウ立てです。
【解答7】白12と受ければ黒13とコウを取り、白14のコウ立てに黒15とコウを解消すれば白16とノビて隅を制します。こうして見ていくと二段コウは解消するのに黒が二手費やし、その間白は、白6・14・16と大場に三手先着できることがわかります。
【参考図】黒11のコウ立てに白12とコウを取り、白が14とコウを解消する間に今度は黒13・15と黒が大場に三手打つ決着もあります。
コウは難しいのですが、大変化をもたらす面白さがあります。コウを敬遠せずにコウ争いを挑んでいきましょう。
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