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  • hnagao0

初段を目指す実戦問題(8月大会決勝譜より)


【問1】布石 黒番 白10は厳しい手ですが、黒はどう打ちますか?

【答1】大ケイマががり 黒1と大ゲイマにカカリます。白2くらいですから黒3まで上辺を広げながら左辺の黒二子の応援にもなっています。

【参考図】白2と先行されれば黒3とスベリます。白4の受けは辛い。黒5まで黒良しです。

【問2】定石 白番 白16の三々から隅を占める作戦です。次の白の一手は?

【答2】ケイマのスベリ 白1のスベリが正解です。黒2の分断には白3・5とハネツイで十分な白地ができました。

【問3】定石 黒番 白20・22のハネツギは、定石ハズレです。黒は咎めて下さい。

【答3】先手 黒1のオサエが先手の決めで黒が厚くなります。アツミを背景に黒5と打ち込んで黒がやれます。

【問4】石の方向 黒番 白26と頭を出してきましたが黒はどう打ちますか?石の方向が問われます

【答4】石は弱い方から動け この局面では左辺の黒石が強いので黒1・3と右辺を広げるチャンスです。白4と来ても黒5まで白はダメを走るだけで黒が儲けています。

【問5】中盤 白番 黒は27と強い石の方から動いてきました。次の一手は?

【答5】分断 素直に白1と頭を出していくのが正解です。折角の右辺の黒の大模様が期待できなくなりました。

【問6】カタチ 白30のカケはいい手ですが白32が緩着です。

【問6】急所 黒33が急所で黒が厚くなりました。白32ではどう打つのが良いでしょうか?

【答6】急所 両ノゾキ 白1のノビが正解です。黒2のツギには白7以下13まで黒を切り離すことができます。

【問7】中盤 黒番 白36のノゾキ一本は効かしですが白38はノゾイた石にこだわった悪手です

黒は咎めて下さい。

【答7】分断 黒1とハネて白を分断します。白2のキリには黒3とノビ黒5までこれは黒良しです。

【問8】分岐点 白番 黒45のキリに白はどういう作戦で臨みますか?一局を左右する分岐点です

【答9】捨てる 白1とノビて白2子は捨てましょう。黒6には先手が取れるので白7と右辺を荒らせば白がやれます。

【問10】種石 黒番 白46からの動き出しは重たい、捨てられなくなったので茨の道です。白58の逃げ出しに黒の次の一手は?

【答10】黒1と種石を取るのが正解です。白2のツギなら黒5・9と効かしてから黒13のボウシが絶好点です。白を攻めながら黒地が増える理想的な展開です。

【問11】中盤 白番 黒59のツギが緩着でした。黒の緩着を咎める次の一手は?

【答11】種石 白1とツナイで種石を助けるのが正解です。黒2に白3以下7まで黒模様に侵入しながらシノギます。

【問12】黒番 中盤 黒はどう打ちますか?

【答12】黒1のハイを効かして、黒5と一間に構えるのが急所です。白を攻めながら右上を黒地にします。

【参考図】白100が絶好点です。白の優勢がはっきりしました。

【問13】死活 黒番 ここで黒1の三々が狙いです。黒は隅を手にしてください。

【答13ー1】コウ 黒5のハネに白6と押さえると黒7のカケツギ以下9までコウになります。これが正解かといいますと白6では上手い手があるのです。

【答13ー2】 急所 黒5のハネに白6と置くのが急所です。黒7とツガしてから白8と押さえるのが好手順です。白10のサガリで4-一と1-四のワタリを見合いにして黒が参ったように見えますが・・

【答13ー3】 結局コウ この局面ですと黒11のハネが味方の黒との連絡を見て先手、黒13の眼持ちに回れます。これで終わりかといいますと、白にも粘りがありました。白14のアテコミが上手い手で結局白16のコウになります。

【参考図】コウの決着 前図の続き 黒17(1-三)のヌキに白18のノゾキがコウ立てです。

黒19のツナギに白20とコウを取り返します。黒からのコウ立ては隅を荒らす21くらいです。

白22と解消すれば黒23とハネて黒が得をしたようです。

いかがでしたでしょうか。この碁は黒に固い手が多く白に地で先行される展開になりました。代わりに黒は厚くなるのですが、最後は地合いで勝る必要があります。その為には以下が大事になります。

①アツミ(外壁)を利用して相手を攻める(結果地を増やす)

②アツミ(強い石)に近寄らない。(強い石から動かない/弱い石から動く)

以上に気をつけて初段を目指して下さい。

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