知得の上達メソッドとしてこども教室で使っているいる方法をご紹介します。
名付けて「ペア碁評点法」といいます。これは、かの伝説の緑星学園の勉強法を参考にしています。
緑星学園の菊池康郎先生に感謝申し上げます。
さて、下図103手までは、ペア碁で打たれた一局です。布石から103手まで掲載しました。
1~40までが序盤といっていいでしょう。4人での対局ですが、それぞれの着手を教師が評価して
点数をつけます。
〇評点法:①自分の着手を再現させ、その囲碁用語を言わせる。間違えた場合は、1点減点する。
②各自10手各手5点満点で評価をする。
Aさん 1星5カカリ9ハネ13ケイマ17ノビ21ツケ25ヒラキ29マゲ33ハサミ37ノビ
評点 4点 4 5 5 5 4 0 4 3 4
減点 -2
合計 36点
Bさん 2星6カカリ10ノビ14デ18オシ22三々26ハネ30一間トビ34三々38ハネ
評点 4点 4 5 0 0 4 5 1 5 1
減点 -1 -1
合計 23点
Cさん 3星7両ガカリ11ノビ15ハイ19ノビ23オサエ27ノビ31オサエ35オサエ39オサエ
評点 4 5 5 4 3 2 4 1 3 2
減点 -1
合計 32点
Dさん 4星8ツケ12タケフ16マゲ20両カカリ24ハイ28カタツギ32カカリ36ハイ40カタツギ
評点 4 5 1 0 4 5 3 4 5 5
減点 -1 -2
合計 33点
③評点が終われば集計して順位を決める。
④各自にポイントを付与して昇降級の基準にする。
順位 1位Aさん+3p 2位Dさん+1p 3位Cさん-1p 4位Bさんー3p
序盤(1~40)
中盤の40手も同じように評点します。
中盤①(41~80)
終盤までの40手も同様です。
中盤②(81~120)
ペア碁評点法の狙い
1、短時間で棋譜を残して的確な評点を行い、棋力の向上を目指す。
2、序盤、中盤の40手に絞って評点を行い布石力、中盤力の強化を実現する。
3、用語を覚えることで再現力を高め、局後の評価を通して次の対局の進歩につなげる。
ゲーム性も高いので、こども達が楽しく学べます。ペア碁評点法をおすすめいたします。
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